ヘルス&ビューティ|オイリー肌なのに乾燥!?「ナンチャッテ乾燥肌」

2020年12月4日

脳・カラダ・顔を丸っと若返らせる

栄養&美容コーチ 榎戸なおみです。

 

 

20代後半から30代中頃まで

私はずっと乾燥肌だと思っていました。

 

 

冬になると頬なんてパサついて

毛羽立つような感じの乾燥でした。

チリチリ痛い感じです。

 

 

その若さでなんなんだ?という状態でしたが

エステティシャンでもなかったので

原因がさっぱり解りませんでした。

 

 

エステティシャンとなりお客様の肌診断をしてみると

一見すると「超乾燥肌状態」という方が沢山いらっしゃいます。

 

 

 

敏感肌,乾燥肌

 

 

実際に乾燥で化粧品が乗らない、

艶とハリがないということが悩みだったりします。

 

 

そしてそれが長期に渡っていることから

本人が「自分は乾燥肌だ!」

思い込んでいる方が多いのです。

 

 

だけど、よーくお肌を見ると

「アレレ!?この方の生まれ持った肌質は脂性肌じゃないの!」

 

 

これ、かつての私ですね。

そう、ナンチャッテ乾燥肌

 

 

 

脂性肌の特徴と乾燥肌と感じる原因

 

そもそも脂性肌の特徴は

 

☑毛穴が見える

☑目尻の小じわがあまり目立たない

☑若い頃はあぶらとり紙のお世話になっていた

☑中年以降も朝はTゾーンには油分あり

 

 

ではオイリースキンなのに

乾燥肌になったように感じる原因は

一体何なんでしょうね?

 

 

乾燥肌はバリア機能が損なわれた状態です。

バリア機能・・・一度は聞いたことありますよね。

 

 

外部から異物が入らないようにすることや

内側から水分が蒸発しないようにするカラダの防御です。

 

 

角質,肌荒れ,ニキビ

 

 

さて、角質層がどうやってバリア機能を作っているかというと。

 

 

 

角質層のバリア機能

天然保湿因子(NMF)

・角質細胞内のアミノ酸や尿素、ナトリウムなんかのミネラル塩類 などなどから構成される保湿成分の総称

 

細胞間脂質

・角質細胞の間を満たしているセラミド、脂肪酸、コレステロールなど主要な成分の脂質


③コーニファイドエンベロープ(CE)

・様々なタンパク質で構成され、細胞膜直下で角質細胞を包んで細胞の形成強化している疎水性構造

・ラメラ構造の土台にも一役買っている

・バリア機能の低下で起こる肌荒れなどはコーニファイドエンベロープがしっかり作られていないことが原因の一つ


出典;「新田ゼラチン」
CEについては、こちらのサイトが解りやすいので参考に

 

 

 

上記➀~③で構成され相互に働きあって

これらが水分を抱え込むことで、

細胞内に水分を保つことができています。

 

 

ではバリア機能がダメダメな原因とは?

 

☑水分摂取がかなり少ない(指先に縦じわが入っている)

☑便秘(水分摂取、胃腸機能、ターンオーバー乱れ)

☑間違った化粧品選びとスキンケア方法

☑TVで見たり周りで流行っていたものを買って荒々しく塗る

☑洗顔のお湯の温度や、摩擦の力加減、タオルの拭き方、化粧品の付け方が間違っている

☑皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーのサイクルの乱れや遅れ

 

 

天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質、

コーニファイドエンベロープも

ターンオーバーする過程で合成されるので

正しいサイクルが出来るようにすることが重要です。

 

 

ターンオーバーが乱れる原因は

寝不足、ストレス、栄養不足、生活習慣の乱れ

過度な飲酒、疲労、喫煙、冷え、運動不足、便秘

などなど・・

 

 

ちなみに。

便秘となんの関係が?と思うかもしれませんが

「便秘する」→「有害物質が血中に入り全身へ回る」→「皮膚へ到達した有害物質を排泄するのが忙しい」→「ターンオーバーサイクルが乱れる」→「肌荒れ」

よく考えると当たり前ですね。

 

 

 

そして分子栄養学のカウンセラーとしては

やはりここも外せない理由です。

 

 

 

 

☑ターンオーバーや皮膚合成に必要な栄養素を摂っていない

・たんぱく質

・ビタミンA

・ビタミンC

・ビタミンB群(パントテン酸、ビオチン、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12)

・鉄

・亜鉛

など

 

 

☑低タンパクによる成長ホルモンの減少

ホルモンはタンパク質が分解されたアミノ酸を材料に合成されています。

成長ホルモンが少なくなると皮膚は乾燥し薄くなる。

これは皮膚の汗腺に成長ホルモンの受け皿があるためで

成長ホルモンが汗腺にたどり着かないことによって

発汗量が減少し、皮膚に潤いがなくなります。

上記のコーニファイドエンベロープが形成されないのもタンパク質不足。

 

 

☑低コレステロールによる細胞膜の脆弱性

コレステロールは細胞膜の材料です。

皮膚を作るそもそもの細胞が脆ければバリア機能を保てません。

 

 

☑脂質の代謝が悪い

胃腸や肝臓の調子がダメだと

ビタミンAなどの脂溶性ビタミンが使えません。

ビタミンAは皮膚などの産生に欠かせないですが

胆汁不足だと油を乳化できず体内に取り込めません。

胆汁はコレステロール不足、腸内環境の悪さが合成量を減らします。

(ビタミンAは形を変えて小腸上皮細胞から取り込まれる)

 

 

 

と、まぁざっと考えただけでも私はダメポイント満載です。

 

 

自分のカラダやお肌のことを知らなかったが故に

乾燥を野放しにしてしまっていたのですね。

 

 

だけど、これが私が特別に鈍感という訳じゃないんです。

意外にもこのような方が沢山います。

 

 

もしかしたらその乾燥や肌荒れは

肌質ではなくお手入れ間違いか

コンディション不良なのかもしれませんよ。

 

 

ぜひ、プロの目を通してご自身の肌質と

コンディションを確認してみませんか?

 

 

そして正しいお手入れ方法と摂るべき栄養素を

知って美肌を一緒に作っていけたらと思います。

 

 

◆本日のポイント

自分の肌を知り正しいスキンケアと

胃腸を整えバランスの良い食事と運動、

成長ホルモンのためにちゃんと寝る!

 

 

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